理事長の発言<No.2009.09>21世紀の日本のかたち(21)
ネットワーク社会を集約する300の選挙区
今夏(2009年8月30日)、衆議院総選挙において、国民は自由民主党に替えて「政権交代」を旗印に掲げた民主党を選択しました。総議席480に対して、民主党308、自民党119と大差でした。
国民はテレビのスイッチを切替える様に、政権交代のボタンを押しました。
1955年以来50年以上もほぼ政権党であり続けた自民党が野に下り(2度目)、政権交代可能な二大政党政治のかたちをつくったことは日本の政治史に残る画期的な出来事と思われます。
21世紀の日本は人口の劇的減少、少子高齢化の中で、日本の社会像をどう画くかは政治の大テーマです。
中福祉中負担か、高福祉高負担か。人口減少に向かっている日本で経済成長を持続させる方策はあるのか。急速なグローバル化の中で、日本は世界の中でどの様に位置取りをするのか。等々、新政権には待ったなしの課題が待ち受けています。