ごあいさつ
「戦後国土計画関連資料アーカイヴス」は、戦後の国土政策・行政において中心的な役割を担い、日本の復興とその後の社会資本整備の発展に大きく寄与してきた下河辺淳(しもこうべ・あつし)氏が、プランナーとして手掛けてきた多くのプロジェクトにかかわるさまざまな記録を整理・保管していた資料群です。下河辺氏が財団法人国土技術研究センター(現・一般財団法人国土技術研究センター)に移管していたものを、氏の意向をふまえ、また関係者の同意を得て2009[平成21]年6月に同センターより開構研へと再移管されました。
本資料群は、下河辺氏が意識的に収集・保管されてきたものであり、古くは1910年代の古地図も残されています。氏が行政マンとしてスタートを切ってから平成に入り最後の全国総合計画をやり遂げるまでの約50年間の活動の足跡は、戦後の国土計画とその歩みを同じくしていることから、その名称を「戦後国土計画関連資料アーカイヴス」とし、保存・管理を行うとともに、その資料情報を公開するものです。
2013(平成25)年6月