理事長の発言<No.2009.11>21世紀の日本のかたち(23)
-世界居住学会 アンタルヤ集会報告–

2009年世界居住学会(The World Society for Ekistics (WSE:世界エキスティクス学会))の集会が、10月20?27日、トルコの古都アンタルヤで開催されました。
18か国から参加者が集まり「都市化の未来」を巡って、メガロポリス、ネットワーク、人間居住の学際的研究方法と教育について議論がなされました。
メガロポリスについては、アメリカのミシガン五湖メガロポリスについて、デトロイトが落ち込んでいるという報告がアメリカ側からあり、日本からは東海道メガロポリスの実態と生態的リフォームについて見解が述べられました。
ネットワークについては、私も報告者の一人となり、「ネットワーク社会の構造と信頼性について」発表しました(「UEDレポート 2009春号」掲載論文を英語で発表)。
そして、人間居住の学際的研究方法と教育にも深く関わることで、WSEとしては自らの国際ネットワークを活用しつつこの問題に取り組むことになりました。
2011年はインドのボンベイで開催することが決まりました。