理事長の発言<No.2011.11>21世紀の日本のかたち(47)
―青森県復興ビジョン―
平成23年3月に東日本を中心として発生した地震により被害に遭われた皆様には、謹んでお見舞い申しあげますと共に、一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申しあげます。
東日本大震災発生から7か月になろうとする10月初旬に八戸市と青森市を訪ねました。
八戸港は、港湾施設や臨海部の工場群も大きなダメージを受けていました。
八戸漁港は、多くの漁船、魚市場、荷捌き施設、水産加工機械設備に大きな被害が生じ、水産業の生産・加工・流通の機能が低下した様子も実感しました。
その一方で、八戸市の立ち直りが早く、復旧と並行して復興が直ちになされていると見受けられました。八戸港から他被災地への物資の供給もなされているほどです。
青森県も立地条件を生かし、いち早く被災3県への人的支援に廻りました。
東北、太平洋岸に面する大きな被災地に対して、青森、秋田、山形、新潟の4県の知事が「東日本大震災の復興に関する提案」を発表したことは心強いことです。
青森県共々に被災地の復旧、復興を大きな支援の輪で包み込んでほしいものです。