顧問の発言<No.2024.03>21世紀の日本のかたち(146)
自然−海と山々

私は昭和8(1933)年、日本海の北の港町、青森県「鯵ヶ沢町」に生まれました。満1歳の時、父親の仕事の関係で、青森の対岸、北海道・函館市(湯川町)に移り、小学校、中学校、そして高等学校と18年間を函館で過ごしました。私と“海”との関わりをたどれば、まず、幼少期から幾度も津軽海峡を往復しています。
私と“山々”の関わりについて思い返しますと、高等学校時代、スキーに熱中し、いくつもの冬山を体験したことです。早稲田大学に入ってからは、登山家の吉阪隆正先生のお供で、本州の山々、穂高岳、槍ヶ岳、立山などに登っています。