顧問の発言<No.2023.07>21世紀の日本のかたち(140)
私と新宿、新宿区都市計画審議会の40年
今年、2023年6月23日に行われた第215回新宿区都市計画審議会は、私にとって最後の審議会となりました。この日、新宿区の事務局は、この機会に私に何か挨拶をするようにと30分ほどの時間を用意してくれ、私として、「私の新宿・私と新宿都市計画の40年」を振り返って、思いつくままに話をしました。
18歳の春、私は新宿に来た。新宿は私にとっての青春の門であり、また大学であった。入った大学が新宿にあったというのは、私にとって決定的なことであった。二階吹き抜けのオシャレな風月堂、名曲喫茶田園など、喫茶店が方々にあり、アメリカのジャズやヨーロッパのクラシック音楽が流れていた。
新宿区では新宿基本構想を受けて、新宿区の都市計画の基本方針「新宿区都市マスタープラン」を平成19(2007)年12月に策定しました。私もこの作業には新宿区都市計画審議会会長として参画しました。
新宿区都市計画審議会は新しい会長の下、新宿の未来を適確に掴んで前進してくれると思っています。私として多様性、猥雑性、国際性を含んだ新宿のこれからを見続けていきたいと思っております。