代表理事の発言<No.2014.10>21世紀の日本のかたち(78)
東日本大震災から3年半−福島県の復旧・復興−(その3)

平成23年3月に東日本を中心とした地震発生より3年7か月が過ぎました。
一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。

前回(NO.2014.09)の「東日本大震災から3年半−福島県の復旧・復興−(その2)」の続編です。

9月中旬、帰還困難区域の国道6号線、富岡町北部から浪江町南部まで間の封鎖が解除され、一般車の交通が可能になりました。早速この区間を、地元のタクシーに乗って通過してみました。沿道は、人影が消え不気味な風景でした。改めて世界中が凍りついたあの衝撃の一瞬を思い出しました。

福島県民は、10月26日の知事選で内堀雅雄前副知事を選びました。
原発災害の収束に向けた動きが一段階進んだ状態とはいえ、福島県は脱原発、自然再生エネルギーの活用に向けたプロジェクトの展開が期待されます。
様々なジレンマの中で懸命な努力を重ねている自治体への後押しが強く求められております。

3年半を過ぎた東北・東日本大地震災地への私の現地訪問も、私の小さな巡礼なのかもしれません。