顧問の発言<No.2022.07>21世紀の日本のかたち(132)
2022年7月 戦争と平和、生と死(2) −2022年 春から夏へ−
ロシアによるウクライナ侵攻は、7月に入っても未だ激しい戦争が続いています。一方、1972年5月15日、沖縄県が日本に復帰してから50年になります。ウクライナではロシアの侵略により、無辜(むこ)の市民の命が奪われ続けています。77年前の沖縄における地上戦の記憶を呼び起こすもので、一日も早い平和の回復を強く望みます。
こんなことが今の日本で起こるのか。安倍元首相が山上某に撃たれて倒れる場面はリアルにテレビに放送され、私などにも白昼の悪夢を見ているようでした。この狙撃事件は、何か無機質化する社会での出来事にも思えます。昨今、乗り物、電車の中では周囲に構わず皆「ケイタイ」を見続けている状況が重なります。
今年7月、一般財団法人日本開発構想研究所は創立50周年を迎えました。21世紀のグローバル時代、グローバルとローカルの交差するグローカルの視点から、今後10年、20年、50年の「日本のかたち」を考え続けたいものです。