代表理事の発言<No.2017.01>21世紀の日本のかたち(100)
21世紀の国家論 ー急速なグローバル化で揺らぐ国家
2008年1月に「21世紀の日本のかたち」はスタートしました。
第1号では「人口が減少する時代となっている今、これまで日本人の生活を支えてきた産業、経済システムが大転換し、市民や国民の生活を支える枠組みとして地方自治体や国家も、革新的な組み立て直しを迫られています。人間の生命の環、地球の生命の環にも思いを巡らし、生命の網の目社会を育てるこれからのプロセスにこそ21世紀の日本のかたちがあると考えます。」と、『戸沼幸市の部屋』の基本的な姿勢を示しました。
それから回を重ねて、今回で100号となりました。そこで、節目となる100号目は「21世紀の国家」について考えてみました。
21世紀グローバル時代、欧米と異なった多文化共生の国づくりが日本の21世紀のテーマではないでしょうか。東アジア生活圏の構図を画きつつ、地球文明の中で独自の位置を占める森と海の日本は、世界の人々が移住、往来し、交叉交流する恰好の舞台となり、地球居住が究極的に求める平和な、地球大の生命の網の目社会の良き地球モデルとしたいものです。