理事長の発言<No.2009.03>21世紀の日本のかたち(15)
-都心に大きな森をつくる 東京の姿形を考える<その2>
「No.2009.02」では、日本の首都東京の姿、形、景観づくりを通して、世界に日本のかたちをはっきりとしたメッセージとして送るべきだと考え、「皇居を世界遺産」にというアイディアを紹介しました。
今回は、その続編として、「東京都心の大きな森計画」を提案します。
地球温暖化問題が緊急の課題として浮上し、東京問題からは、より多くの緑を投入し、生態的リフォームが求められています。東京都心部に森といえるほどの大きな緑地、大きな森づくりが必要と考えます。
皇居の森、明治神宮の森、新宿御苑、代々木公園、赤坂御所などの「東京の森」、東京都心部の緑地や公園・庭園、鎮守の森などを、網の目状に緑化された道や、水の道、起伏に富む市街地を走る崖線の緑の道など生態回廊でつなぎ合わせるというものです。
21世紀の東京都心の大きな森計画は、そのシンボルプロジェクトになると考えます。