代表理事の発言<No.2012.07>21世紀の日本のかたち(54)
-東北からの国づくり・東北州構想へ(2)-

平成23年3月に東日本を中心として発生した地震により被害に遭われた皆様には、謹んでお見舞い申しあげます。一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申しあげます。

東北の夏は各地で熱い祭りが大地一杯に繰り広げられ響き合います。
本年5月、岩手県盛岡市で東北六魂祭が盛大に行われました。予想を超える20万人の来場者があったそうです。

3.11大地震直後、東北日本海側4知事は、被災地東北3県への復旧活動に動き、東北7県が共同体であるというメッセージを内外に表明し、7月12日には東北6県の知事は、復旧、復興に向けた東北一体論をベースとした国に対する要望、共同アピールを出しています。

原発事故を含む東北大震災という「現在」が東北あるいは日本の未来とどの様に繋がるのかはまさに被災地の復旧、復興の過程の中に、渦のように現れているのだと感じます。

東北をどの様にするのか、東北未来論についてはまさに東北につながりをもつ人びとの「価値」の再創造への意志が含まれるにちがいありません。