理事長の発言<No.2010.06>21世紀の日本のかたち(30)
京都・桂離宮-人間尺度の小宇宙-
春から初夏に向かう季節の一日、52年ぶりに京都の西郊外、桂川のほとりの桂離宮を訪れる機会をもちました。 私が早稲田大学建築学科の学生時代、奈良と京都の日本古建築を実地見学する建築学生必須のプログラムがあり、建築史の先生に […]
理事長の発言<No.2010.05>21世紀の日本のかたち(29)
地域学(その1)
早稲田大学オープンカレッジでは、「新宿学-前衛都市新宿の歴史と文化-」が開講されています。2004年4月の開設以来これまでに120回の講義を重ね、多くの社会人がこのプログラムに参加しています。 新宿学の他に、日本各地に「 […]
理事長の発言<No.2010.04>21世紀の日本のかたち(28)
-21世紀新生態系都市東京への再生-
関東平野に築かれた100万人の生態系都市江戸が19世紀後半の産業革命(エネルギー革命)を起点に急拡大し、1世紀の間に3,000万人余が集住する巨大都市になりました。 しかし、戦後の東京への人と物の集中はすさまじく、関東平 […]
理事長の発言<No.2010.03>21世紀の日本のかたち(27)
オリンピック・パラリンピックにみる国のかたち
※正式タイトル:「バンクーバー・冬季オリンピック・パラリンピックにみる国のかたち」 2010年2月12日?28日、3月12日?21日の期間でカナダのバンクーバーで、冬季オリンピックとパラリンピックが開催されました。のめり […]
理事長の発言<No.2010.02>21世紀の日本のかたち(26)
山岳都市東京―東京の姿形について考える
江戸のまちからは春夏秋冬、富士山が実によく見えていたようです。安藤広重の名所江戸百景には富士山の入った絵が多くあります。富士山は江戸のランドマークとなっています。また、筑波山も登場しています。江戸北東のスカイラインとして […]
理事長の発言<No.2010.01>21世紀の日本のかたち(25)
-- 生活とかたち―日本文化の原型 --
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 平成21年大晦日の夜は、居間で少々の酒と煮物などをつまみながら紅白歌合戦を見て過ごし、近くの寺からの除夜の鐘を聞き、元旦の朝は雑煮を食した後、氏神様に出か […]
理事長の発言<No.2009.12>21世紀の日本のかたち(24)
景観基本軸-東京の姿形について考える(6)
東京都は、都全域をカバーする「東京都景観計画」を策定しています。計画の前提に「東京都景観づくり基本方針」をつくり、「自然を生かす」「歴史と文化を伝え、生かす」「地域の個性や多様な魅力を育てる」を掲げています。そしてこの景 […]
理事長の発言<No.2009.11>21世紀の日本のかたち(23)
-世界居住学会 アンタルヤ集会報告–
2009年世界居住学会(The World Society for Ekistics (WSE:世界エキスティクス学会))の集会が、10月20?27日、トルコの古都アンタルヤで開催されました。18か国から参加者が集まり「 […]
理事長の発言<No.2009.10>21世紀の日本のかたち(22)
-- 日中都市景観上海フォーラム報告--
9月28日、上海市の同済大学のホールを主会場にした世界華人建築家協会主催の都市景観フォーラムに参加する機会を得ました。フォーラムの主題発表は、日本側、中国側、各2名が行いました。続いて、中国のいくつかの都市、地方政府から […]
理事長の発言<No.2009.09>21世紀の日本のかたち(21)
ネットワーク社会を集約する300の選挙区
今夏(2009年8月30日)、衆議院総選挙において、国民は自由民主党に替えて「政権交代」を旗印に掲げた民主党を選択しました。総議席480に対して、民主党308、自民党119と大差でした。国民はテレビのスイッチを切替える様 […]