第14号 UEDレポート 2017.夏号 下河辺淳とその時代を語る-下河辺淳研究の勧め-(平成29年06月発行)

下河辺淳とその時代を語る-下河辺淳研究の勧め-

昨年、2016(平成28)年8月13日に、下河辺淳先生が永眠され享年92歳でした。
日本開発構想研究所は、1972(昭和47)年の設立当初から、下河辺先生と御縁がありました。そして、2008(平成20)年に「下河辺淳アーカイヴス」をお引受けして以来、最晩年の下河辺先生と親しく交流させていただきました。
昨年10月の「下河辺淳お別れの会」では事務局を務めた経緯からも、UEDレポート2017年夏号は、下河辺淳氏を取り上げることといたしました。
下河辺淳氏の全体像、行政官として一貫して国土計画に携られてきたプランナーとして、また法律・制度・組織をつくり、予算を獲得して国土計画を実行してきた点などに焦点をあて、大西隆(日本学術会議会長)、栢原英郎(元運輸省港湾局長)、蓑原敬(蓑原計画事務所主宰)による鼎談、後藤晴彦(早稲田大学大学院教授)、鈴木輝隆(立正大学特任教授)による対談、今野修平(元大阪産業大学大学院教授)、川上征雄(都市未来総合研究所特別研究理事)、大内浩(芝浦工業大学名誉教授)、梅田勝也((株)アール・アイ・エー顧問)氏による論文執筆、それに研究所内部の所員2名の論文を加えて、「下河辺淳とその時代を語る-下河辺淳研究の勧め-」と題して、本年6月に発刊しました。

※UEDレポートは、国立国会図書館の国際標準逐次刊行物番号(ISSN)を取得し、過去のバックナンバーを含め国立国会図書館で閲覧・公開できるように寄贈しました。 ISSN 2187-8536

目次(各章)

題目

頁|著者|所属

巻頭言 下河辺淳とその時代を語る

1 |戸沼幸市|日本開発構想研究所 代表理事

1.鼎談「下河辺淳とその時代を語る~下河辺淳研究の勧め~」

3 |大西隆(1)、栢原英郎(2)、蓑原敬(3)|(1)日本学術会議会長、(2)元運輸省港湾局長、(3)蓑原計画事務所主宰

2.「国土計画」の課題

22|今野修平|日本開発構想研究所 評議員

3.日本の国土計画史における下河辺淳

36|川上征雄|都市未来総合研究所 特別研究理事

4.全総と国土利用計画法-下河辺淳の発想

45|梅田勝也|アール・アイ・エー顧問

5.下河辺淳と中国

51|阿部和彦|日本開発構想研究所 業務執行理事

6.下河辺淳による七つの首都機能移転案

63|浜 利彦|日本開発構想研究所 都市・地域研究部副部長

7.NIRA時代の下河辺理事長 ―数々のエピソードの紹介とともに―

66|大内 浩|芝浦工業大学名誉教授

8.「日本上流文化圏研究所」の設立と地方での下河辺淳の活動

78|後藤春彦(4)、鈴木輝隆(5)、鞍打大輔|(4)早稲田大学大学院教授、(5)立正大学特任教授

下河辺淳アーカイヴスについて

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UEDレポートからのお知らせ

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研究所の概要

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